ARTWORK BY AOTQ
円盤に乗る派
『ウォーターフォールを追いかけて』
2020年9月19日(土)〜11月2日(月)
危機の処方箋としてのドラマ
円盤に乗る派の新作『ウォーターフォールを追いかけて』は、同名の戯曲に取り組みながら分断の時代におけるドラマの意義の再発見を目指す、1年間のプロジェクト。
私たちは危機の最中にある。法、制度、感情、情報、権力……。現代において、社会を取り巻くあらゆるフィクショナルな概念は、私たちを分断させ、対立を煽り、根深い疲弊だけを残す。こうした現状に対し、本プロジェクトはその危機を「悪いドラマ」と比喩的に捉えることから始める。
「悪いドラマ」は情動を煽りながら無自覚に拡散され、誰にもコントロールができないまま満ち溢れ、硬直化して人々の対話を阻んでいる。そうした想像の中で、本プロジェクトでは硬直した現実を解体し、オルタナティブな方向を指し示すような「新しいドラマ」の発見を試みる。この世界を少しでもましなものにするためのドラマ。そのプロセスの中では改めて現実と直面することも求められるだろう。もしかするとそこには痛みが伴うかもしれない。しかしその痛みと向き合うことでこそ、現実の中で私たちの身体にこびりついた疲れに対する、本当の癒しが得られるのではないだろうか。
プロジェクトの始まりとなる本公演は、様々な形での参加が可能だ。学び、創り、鑑賞する中で、私たちは現実とフィクションの関係性を取り持つ演劇の知恵を見つめ直すことになるだろう。この公演がそれぞれの中でのドラマの可能性を開くきっかけとなればと願う。
人々
【原案】ドラマゼミメンバー(カゲヤマ気象台* 、片山さなみ、中西空立、マツモトタクロウ)
カゲヤマ気象台
1988年静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。東京と浜松の二都市を拠点として活動する。 2008年に演劇プロジェクト「sons wo:」を設立。劇作・演出・音響デザインを手がける。2018年より「円盤に乗る派」に改名。2013年、『野良猫の首輪』でフェスティバル/トーキョー13公募プログラムに参加。2015年度よりセゾン文化財団ジュニア・フェロー。2017年に『シティⅢ』で第17回AAF戯曲賞大賞受賞。
片山さなみ
早稲田大学文学部在学。2020年1月まで演劇サークルの劇団てあとろ50'に所属し、主に俳優として活動。幼少期にバレエを習っていた経験と高校、大学で演劇に関わった経験から、俳優の演技や身体に関心がある。
中西空立
早稲田大学文学部在学。
近頃の関心事は「発声用の言葉」。これは例えば演劇、スピーチ、ポエトリーリーディング、歌詞などの言葉。よいものは、意味の力を豊かに含みながらも、音や調和による感覚的な喚起の力を同時に発揮する。そして内面奥深くに潜ってぐるぐる廻り、動力を生み続ける。自分がこうした言葉をあまりにも作れないことに愕然とし、しょっちゅうこの事を考える。
マツモトタクロウ
早稲田大学文化構想学部在学。大学進学とともに演劇活動を開始し、主に劇作・演出を手がける。中高時代より映画への関心が強く、中でも寺山修司やアレハンドロ・ホドロフスキーなど、アンダーグラウンド映画からは多大な影響を受けている。
【脚本・演出・音声編集】カゲヤマ気象台*
カゲヤマ気象台
1988年静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。東京と浜松の二都市を拠点として活動する。 2008年に演劇プロジェクト「sons wo:」を設立。劇作・演出・音響デザインを手がける。2018年より「円盤に乗る派」に改名。2013年、『野良猫の首輪』でフェスティバル/トーキョー13公募プログラムに参加。2015年度よりセゾン文化財団ジュニア・フェロー。2017年に『シティⅢ』で第17回AAF戯曲賞大賞受賞。
【映像】江口智之
江口智之
1998年生まれ。
多摩美術大学絵画学科油画専攻に在籍中、インスタレーションや映像などを手がける。
誤読、インテリア、恋人などに興味がある。
2020年12月にrusu(目黒)にて、個展『スピーカー』を開催。
【シンポジウム配信】屋上
屋上
2018年結成。メディアと場所をつくるチームとして、飲食店の運営、webメディアや記録映像の制作、ライブ配信イベント等を行う。2019年、スナックの空き店舗を改装し、西日暮里に飲食店舗兼スペース「屋上」をオープン。(現在休業中)
主な制作物にwebメディア『冷凍都市でも死なない』、『夏のうた/かさねぎリストバンド Recording Live at “be off”』記録映像制作、インタビュー映像シリーズ『気になる人に話を聴く』など。
【音楽・illustration】AOTQ
AOTQ,
絵や音楽を作ってインターネットで発表している。
https://aotq.bandcamp.com
https://aotq.net
【webデザイン】大田拓未
大田拓未
1988年東京都生まれ。フリーランスのグラフィック・エディトリアルデザイナーとして活動中。2017年より自身のデザインスタジオ「.otd」を主催し、マーチャンダイズ・プロジェクト「PP_PP」を2019年よりスタートさせた。
www.o-t-d.jp
【webコーディング】いろは
いろは
1995年生まれ。
『屋上』というチームや『冷凍都市でも死なない』というメディアをやっています。
【録音システム】河埜洋平(PASSKET)
河埜洋平(PASSKET)
舞台芸術向けの予約管理サービス「PASSKET」の運営、開発。並行して、WebサービスやWebサイトの受託開発を行っている。
https://passket.net/
【編集】黒木晃
黒木晃
1988年東京都生まれ。編集者。出版プロジェクト「Curtain」編集・発行人。書店 「UTRECHT / NOW IDeA」スタッフを経て、現在は、「MAEDA DESIGN LLC.」にて編集者として活動。TOKYO ART BOOK FAIR の運営にも携わる。
【制作】冨田粥
冨田粥
1997年生まれ。早稲田大学在学中。2018年より鉄くずについて、2020年よりお布団新作群制作プロジェクト CCS/SCに参加するほか、早稲田小劇場どらま館制作部としても活動。
https://tomitaqayu.tumblr.com/
【制作補佐】河野遥(ヌトミック)
河野遥(ヌトミック)
1996年生まれ。国立音楽大学卒。大学でクラシック音楽を中心に、アートマネジメントや文化政策を学ぶ。4年次より舞台芸術の制作者としてキャリアをスタート。演劇カンパニー・ヌトミックに所属。現在はフリーランスで所属団体のほか、小・中劇場の舞台芸術 / 個人ユニットを中心に制作を務める。
【企画】カゲヤマ気象台*日和下駄*
日和下駄
1995年鳥取県生まれ。横浜国立大学卒。俳優、ライター。2019年より円盤に乗る派に所属し、以降のすべての作品に出演。「人間が集まること」と「設定を考えること」が好き。
https://note.com/hiyorigeta/n/ned45dd5bbd47
【原案】ドラマゼミメンバー
(カゲヤマ気象台* 、片山さなみ、中西空立、マツモトタクロウ)
カゲヤマ気象台
1988年静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。東京と浜松の二都市を拠点として活動する。 2008年に演劇プロジェクト「sons wo:」を設立。劇作・演出・音響デザインを手がける。2018年より「円盤に乗る派」に改名。2013年、『野良猫の首輪』でフェスティバル/トーキョー13公募プログラムに参加。2015年度よりセゾン文化財団ジュニア・フェロー。2017年に『シティⅢ』で第17回AAF戯曲賞大賞受賞。
片山さなみ
早稲田大学文学部在学。2020年1月まで演劇サークルの劇団てあとろ50'に所属し、主に俳優として活動。幼少期にバレエを習っていた経験と高校、大学で演劇に関わった経験から、俳優の演技や身体に関心がある。
中西空立
早稲田大学文学部在学。
近頃の関心事は「発声用の言葉」。これは例えば演劇、スピーチ、ポエトリーリーディング、歌詞などの言葉。よいものは、意味の力を豊かに含みながらも、音や調和による感覚的な喚起の力を同時に発揮する。そして内面奥深くに潜ってぐるぐる廻り、動力を生み続ける。自分がこうした言葉をあまりにも作れないことに愕然とし、しょっちゅうこの事を考える。
マツモトタクロウ
早稲田大学文化構想学部在学。大学進学とともに演劇活動を開始し、主に劇作・演出を手がける。中高時代より映画への関心が強く、中でも寺山修司やアレハンドロ・ホドロフスキーなど、アンダーグラウンド映画からは多大な影響を受けている。
【脚本・演出・音声編集】
カゲヤマ気象台*
カゲヤマ気象台
1988年静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。東京と浜松の二都市を拠点として活動する。 2008年に演劇プロジェクト「sons wo:」を設立。劇作・演出・音響デザインを手がける。2018年より「円盤に乗る派」に改名。2013年、『野良猫の首輪』でフェスティバル/トーキョー13公募プログラムに参加。2015年度よりセゾン文化財団ジュニア・フェロー。2017年に『シティⅢ』で第17回AAF戯曲賞大賞受賞。
【映像】
江口智之
江口智之
1998年生まれ。
多摩美術大学絵画学科油画専攻に在籍中、インスタレーションや映像などを手がける。
誤読、インテリア、恋人などに興味がある。
2020年12月にrusu(目黒)にて、個展『スピーカー』を開催。
【シンポジウム配信】
屋上
屋上
2018年結成。メディアと場所をつくるチームとして、飲食店の運営、webメディアや記録映像の制作、ライブ配信イベント等を行う。2019年、スナックの空き店舗を改装し、西日暮里に飲食店舗兼スペース「屋上」をオープン。(現在休業中)
主な制作物にwebメディア『冷凍都市でも死なない』、『夏のうた/かさねぎリストバンド Recording Live at “be off”』記録映像制作、インタビュー映像シリーズ『気になる人に話を聴く』など。
【音楽・illustration】
AOTQ
AOTQ,
絵や音楽を作ってインターネットで発表している。
https://aotq.bandcamp.com
https://aotq.net
【webデザイン】
大田拓未
大田拓未
1988年東京都生まれ。フリーランスのグラフィック・エディトリアルデザイナーとして活動中。2017年より自身のデザインスタジオ「.otd」を主催し、マーチャンダイズ・プロジェクト「PP_PP」を2019年よりスタートさせた。
www.o-t-d.jp
【webコーディング
いろは
いろは
1995年生まれ。
『屋上』というチームや『冷凍都市でも死なない』というメディアをやっています。
【録音システム】
河埜洋平(PASSKET)
河埜洋平(PASSKET)
舞台芸術向けの予約管理サービス「PASSKET」の運営、開発。並行して、WebサービスやWebサイトの受託開発を行っている。
https://passket.net/
【編集】
黒木晃
黒木晃
1988年東京都生まれ。編集者。出版プロジェクト「Curtain」編集・発行人。書店 「UTRECHT / NOW IDeA」スタッフを経て、現在は、「MAEDA DESIGN LLC.」にて編集者として活動。TOKYO ART BOOK FAIR の運営にも携わる。
【制作】
冨田粥
冨田粥
1997年生まれ。早稲田大学在学中。2018年より鉄くずについて、2020年よりお布団新作群制作プロジェクト CCS/SCに参加するほか、早稲田小劇場どらま館制作部としても活動。
https://tomitaqayu.tumblr.com/
【制作補佐】
河野遥(ヌトミック)
河野遥(ヌトミック)
1996年生まれ。国立音楽大学卒。大学でクラシック音楽を中心に、アートマネジメントや文化政策を学ぶ。4年次より舞台芸術の制作者としてキャリアをスタート。演劇カンパニー・ヌトミックに所属。現在はフリーランスで所属団体のほか、小・中劇場の舞台芸術 / 個人ユニットを中心に制作を務める。
【企画】
カゲヤマ気象台*日和下駄*
日和下駄
1995年鳥取県生まれ。横浜国立大学卒。俳優、ライター。2019年より円盤に乗る派に所属し、以降のすべての作品に出演。「人間が集まること」と「設定を考えること」が好き。
https://note.com/hiyorigeta/n/ned45dd5bbd47
*=円盤に乗る派プロジェクトチーム
「ドラマゼミ」について
2020年7月にカゲヤマ気象台が講師として招かれ、早稲田大学どらま館主催で実施された全4日間のゼミ。早稲田大学の学生とともに、岸田國士の演劇論の読解、「ドラマ」の構造分析、創作のワークショップなどを行い「ドラマ(劇)とは何か?」という問いと向き合った。参加した学生には戯曲の構造となる「部品(パーツ)」を最終成果物として提出してもらい、それが戯曲『ウォータフォールを追いかけて』の原案となった。
>>詳しくはこちら
チケット
スケジュール
おはよう読書会
9月19日(土) 9月26日(土)
各17時より(無料)
おはよう上映会
9月27日(日)
21時より(無料)
シンポジウム
10月17日(土) 10月18日(日)
各14時より
オンライン上演
10月23日(金)
10月24日(土)
10月30日(金)
10月31日(土)
11月2日(月)(追加上演)
各23時より
おはよう読書会
9月19日(土)
9月26日(土) 各17時より(無料)
おはよう上映会
9月27日(日) 21時より(無料)
シンポジウム
10月17日(土)
10月18日(日) 各14時より
オンライン上演
10月23日(金)
10月24日(土)
10月30日(金)
10月31日(土)
11月2日(月)(追加上演) 各23時より
料金・購入方法
ウォーターフォールパス
1500 円
ご購入
ウォーターフォールパス
1500 円
ご購入
※ウォーターフォールパスにはオンライン上演視聴チケット、シンポジウム視聴チケット、戯曲データ、スペシャルコースター by STONEが含まれます
※別途送料200円がかかります
オンライン上演
日時
10月23日(金)
10月24日(土)
10月30日(金)
10月31日(土)
11月2日(月)(追加上演)
各23時より
日時:
10月23日(金)
10月24日(土)
10月30日(金)
10月31日(土)
11月2日(月)(追加上演)
各23時より
今秋行われる『ウォーターフォールを追いかけて』の上演には、みなさんの声が必要です。戯曲の断片を読む声をあらかじめ集めて、オンライン上での「上演」を行います。
この「上演」は深夜に開催されます。街が静かになった時間に、多くの人は孤独を感じるでしょう。断片化された声たちは鑑賞者の中で再編され、ひとまとまりのドラマとなります。そのドラマはあまり馴染みのない、どこか不気味で不条理なものと映るでしょう。しかしそこに含まれた様々な要素は思いがけず孤独と反応し、意外な驚きをもたらすかもしれません。あるいは、人によってはそれは「生きる力」とも言えるような、前向きな力を生み出すかもしれません。
戯曲を読むのはどなたでも可能です。声とドラマと孤独が錯綜しながら立ち上がる「上演」の中で、人間同士が新しく繋がり直し、危機を乗りこなしていくための想像力を獲得していくことは果たして可能でしょうか? 多くの方の、さまざまな形でのご参加をお待ちしています。
録音
録音受付期間:10月9日(金)24時まで
録音受付期間:
10月9日(金)24時まで
・『ウォーターフォールを追いかけて』オンライン上演のために音声を収集しています。
・録音に際しての指示を守ったうえで録音してください。
・録音ボタンを押した後、メッセージが出ますので、デバイスにマイクの使用を許可してください。
・録音内容が異なる場合、正しく録音・送信がされなかった場合など、実際の上演に音声が使用されない場合がございます。あらかじめご了承ください
・録音にあたって、チケットの購入は不要です。どなたでも録音いただけます。
・録音はお一人様一回のみ可能です。
シンポジウム
日時
10月17日(土)
10月18日(日) 各14時より
日時
10月17日(土)、18日(日) 各14時より
参加費
ウォーターフォールパスをご購入いただくことでご覧いただけます
参加費
ウォータフォールパスをご購入いただくことでご覧いただけます
なぜこんなにも息苦しいのか? もはや社会はインターネットの中にあるとさえ言える時代、誰もが「誰かが作ったドラマ」の渦の中でしか生きられず、そこから抜け出すことは非常に困難です。ここに渦巻く感情は、知らず知らずのうちに無意識へと作用し、人々を疲労させ、無気力や思考の停止を招くこともあるでしょう。さらに現在のコロナ禍においては人々のコミュニケーションはよりオンラインへ依存し、あらゆる制度やシステムはますますバーチャルに押し込められ、そのフィクションの度合いを高めています。この状況下においては、視野狭窄や断絶はますます加速していく傾向にあるのではないでしょうか。 このオンラインシンポジウムでは、ゲストとカゲヤマ気象台とのトークを通じて、「現在を生き抜く方法」について考えます。ゲストはアーティストの百瀬文氏、SF作家の樋口恭介氏。それぞれの創作活動についてのお話の中から、「危機」への対処方法を探ります。
※アーカイブは11/2(月)24時までご覧いただけます。
10月17日(土) ゲスト:百瀬文氏「”つながり”を回復する」
アーティスト。主な個展に「I.C.A.N.S.E.E.Y.O.U」(EFAG、2019年)、「サンプルボイス」(横浜美術館アートギャラリー1、2014年)、主なグループ展に「彼女たちは歌う」(東京藝術大学 美術館陳列館、2020年)、「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」(森美術館、2016年)、「アーティスト・ファイル2015 隣の部屋——日本と韓国の作家たち」(国立新美術館、韓国国立現代美術館、2015-16年)など。
10月18日(日) ゲスト:樋口恭介氏「これからの世界で可能性のある物語について」
SF作家、会社員。単著に長篇『構造素子』(早川書房)、評論集『すべて名もなき未来』(晶文社)。その他文芸誌等で散文の執筆。会社員としては外資のコンサル会社でマネージャーをしていますが、最近はAnon Inc.というスタートアップ企業でCSFO(Chief Sci-Fi Officer)の仕事も始めました。
はじめての円盤に乗る派
はじめて円盤に乗る派を観る方も、これまで円盤に乗る派を観たことのある方も! 円盤に乗る派の雰囲気を知ってもらい、より作品を楽しんでもらえるようなヒントを様々な観点からお伝えします。
おはよう読書会
日時
9月19日(土)
9月26日(土)各17時〜20時
参加費
無料
ゲスト
蜂巣もも
(グループ・野原/青年団演出部)
「現代詩のよう」とも評される、一見したところ難解なカゲヤマ戯曲。この読書会では「なぜ、このような戯曲の形が要請されたのか」という問いを立て、カゲヤマ戯曲の魅力を紐解きます。取り扱うのは今年1月に吉祥寺シアターにて上演された『おはようクラブ』。同作で共同演出を務めた蜂巣もも氏をファシリテーターとして招き、参加者と戯曲を読み解きます。男女4人の旅を通じて描かれる“新しいコミュニティの形”は現代の息苦しさを打破するヒントになるかもしれません。
※後日、アーカイブを公開します。
※参加方法など、詳細はご予約いただいた方に当日までにご連絡致します。
※申込締切:9月17日(木)24時まで
蜂巣もも
(グループ・野原/青年団演出部)
1989年生まれ。京都出身。2013年からより多くの劇作家、俳優に出会うため上京し、青年団演出部に所属。 また、庭師ジル・クレマンが『動いている庭』で提唱する新しい環境観に感銘を受け、岩井由紀子、串尾一輝、渡邊織音らとグループ・野原を立ち上げる。演劇/戯曲を庭と捉え、俳優の身体や言葉が強く生きる場として舞台上の「政治」を思考し、演出を手がける。本年より円盤に乗る派、鳥公園にも参加し、演出、創作環境のブラッシュアップをともに考える。
読書会に参加する(※終了しました)
おはよう上映会
日時
9月27日(日)21時より
参加費
無料
登壇者
中村大地(屋根裏ハイツ)、カゲヤマ気象台(円盤に乗る派)、日和下駄(円盤に乗る派)
今年1月に上演された『おはようクラブ』。「現時点における最善の消極的なユートピア、これならなんとか成立できるかもしれない良いコミュニティ」を描くことを目的とした本作品は、今の時代に何を投げかけたのか? 記録映像を見ながら、参加者と一緒にお話しするイベントをオンラインにて開催します。ゲストはカゲヤマと同世代である新進気鋭の作家・演出家、中村大地氏。誰でも発言が可能なオープンな場で、これからの演劇が持つ可能性について一緒に考えましょう。(記録映像撮影:河合宏樹)
中村大地
(屋根裏ハイツ)
作家、演出家。1991年東京都生まれ。東北大学文学部卒。在学中に劇団「屋根裏ハイツ」を旗揚げし、8年間仙台を拠点に活動。2018年より東京に在住。人が生き抜くために必要な「役立つ演劇」を志向する。近作『ここは出口ではない』で第2回人間座「田畑実戯曲賞」を受賞。「利賀演劇人コンクール2019」ではチェーホフ『桜の園』を上演し、観客賞受賞、優秀演出家賞一席となる。舞台音響家としても、青春五月党、劇団 短距離男道ミサイル、女の子には内緒など、精力的に活動。一般社団法人NOOKメンバー。
主催 円盤に乗る派
協力 早稲田小劇場どらま館
助成 公益財団法人セゾン文化財団・芸術文化振興基金助成事業
MAIL:info@noruha.net